ウーパールーパーとベタの相性

熱帯魚の一種であるベタ。熱帯魚らしい華やかな姿が特徴のベタは、その姿に似合わず獰猛な生き物として知られ、闘魚とも言われています。

しかし、実際にはほとんどの場合は獰猛ではありません。闘魚と呼ばれる所以は、ベタ同士を混泳させた場合です。ベタ同士で混泳をさせると威嚇し、さらには争いを始めてしまいます。

ベタ以外の生き物と混泳さえた場合は、それほど危険はありません。

ベタ以外とは混泳ができるベタですが、ウーパールーパーとの混泳を考えてみましょう。

まず、ベタは熱帯魚です。高めの水温を好みます。それに対してウーパールーパーは低い水温を好みます。まずこの点で、ベタとウーパールーパーの混泳は難しいと言わざるを得ません。

さらに、ウーパールーパーは動くものに食いついてしまうという特徴があります。ベタがウーパールーパーよりも小さければ、ベタが食べられてしまう可能性もあります。

また、ウーパールーパーのエラはひらひらとしていて、魚の餌に見えることがあります。これによって、ベタがウーパールーパーのエラを食べてしまう可能性もあります。

様々な観点から、ベタとウーパールーパーの混泳は避けておいた方が良いでしょう。

ベタとウーパールーパーを混泳させると、お互いは傷つけるつもりはなくても、知らぬ間に傷つけてしまうということがあります。最悪の場合は命にも係わることになりかねません。

ベタを飼育する際には、ベタ同士やウーパールーパーとの混泳は避け、熱帯魚などと一緒に飼育するようにしましょう。

また、ベタを単独で飼育するのも最も好ましい飼育方法と言えます。