ウーパールーパーと無精卵
産卵後は全て無精卵
ウーパールーパーは卵を産み、その卵を孵化させることで繁殖していきます。卵には有精卵と無精卵があり、有精卵からは子どもが産まれますが、無精卵からは子どもがうまれません。これは卵を産む全ての動物に言えることです。
ウーパールーパーの場合は少し特殊で、オスが精包というものを出し、お腹に卵を抱えたメスがそれを体内に取り入れて卵が受精、有精卵となって産卵し孵化します。
ウーパールーパーは確実に受精ができるようにこのような方法で繁殖活動をしているのです。
無精卵の場合
ウーパールーパーの繁殖行動からいくと無精卵はほとんど存在しません。
ウーパールーパーの卵は黒い球が透明のゼリー状のものに包まれたような形状をしており、外からでも成長過程がわかります。そのため産卵後数日が経てば、きちんと受精しているかを確認出来るようになります。無精卵の場合は、中の球が黒と白に分かれます。
また、ウーパールーパーは一度に数百個の卵を産みますが、必ずしもすべてが無事に産まれるわけではありません。何らかの原因で、途中で死んでしまうこともあります。その場合は卵の中が濁っているので見分けがつきます。
卵が産まれたら
メスが産卵を始めた場合、まずオスを別の水槽に移します。産んだ卵を食べてしまったり、産卵の邪魔をしてしまったりするためです。そして、メスの産卵が終わったら、すぐに卵を別の容器に移し替えましょう。
同じ水槽に入れたままにしていると、親から食べられてしまう可能性があります。これから産まれてくる子どもたちを犠牲にしてしまうことになります。
なので、卵は速やかに別容器に移し、成長過程を観察しながら、有精卵か無精卵かを見極めるようにすることが大切です。
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