ウーパールーパーにとって大切な粘膜
ウーパールーパーの体に白い物体が付着する
ウーパールーパーは病気にかかると体の表面に変化が出ます。顔の横のエラが小さくなったり、体の一部が溶けたようになったりします。
また、体に白いふわふわとしたものが付着することもあります。この白いふわふわとしたものは、どのような時に付着するのでしょうか。
怪我を治癒するための重要なもの
ウーパールーパーの体に付着する白いふわふわしたものは粘膜です。
ウーパールーパーは皮膚が薄く、物にぶつかるなどすると怪我をしてしまいます。そのような時に粘膜を出して傷口を守り、自然治癒していくのです。
つまり、粘膜が体に付着している場合は、その部分に怪我をしていると考えられます。
また、白いふわふわとしたもの自体が病気の可能性もあります。もし埃のような塊が付着している場合には水カビ病と呼ばれる病気である可能性もあります。
粘膜か水カビ病かを見極める必要があります。
異常分泌には注意する
また、体に付着しているのが粘膜だからといって安心もできません。
ウーパールーパーの体から粘膜が出されるのは、ホルモンの働きによるものです。しかし、ストレスなどによってホルモンのバランスが崩れてしまうと、粘膜の分泌にも影響がでてしまい、粘膜の異常分泌につながります。
また、ウーパールーパーの体の水分は浸透圧に左右されやすく、水槽内の水の状態によって、体内の水分が奪われたり、周囲の水分が体内に入ったりします。
このような状態が続くと、体の異常を感じて粘膜を分泌するようになってしまいます。
このように、ウーパールーパーにとって粘膜は非常に重要なものですが、常に体に付着しているような状態は異常ですので、しっかりと観察をしてあげましょう。
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