ウーパールーパーは脳も再生する
ウーパールーパーの体は再生する
ウーパールーパーは比較的怪我をしやすい生き物です。ウーパールーパーは皮膚が薄く、物にぶつかるだけでも怪我をしてしまうことがあるのです。
水槽内には装飾品を入れることが多いため、装飾品にぶつかって怪我をしてしまうのです。
しかし、その怪我は自然治癒されます。
ウーパールーパーの治癒能力は怪我に限ったことではありません。手足が細いウーパールーパーは、多頭飼いしている際に他の個体に食いちぎられたり、物に引っかけてちぎれてしまったりと、体の部位を欠損することがあります。
しかし、一部を欠損した場合でも元通りに再生する能力を持っています。
もはや恐ろしいほどの再生能力
ウーパールーパーの再生能力は、他の生き物とは比べ物にならないほどです。
他の生き物であれば、手足や尻尾などの再生が精一杯ですが、ウーパールーパーは脳の一部が欠損した場合でも再生することがあるのです。
一般的に再生能力を持つ生き物は、同じ細胞しか再生できません。例えば、皮膚を再生する場合には皮膚の細胞からしか再生できないのです。
しかし、ウーパールーパーの場合はどの細胞からでも再生が可能であるため、脳も再生することが可能だといわれています。
人間に応用したiPS細胞
ウーパールーパーの脳すらも再生する再生能力は、人間にも応用されることが期待されています。その結果がiPS細胞です。
人間も事故や病気によって手足を失うことがあります。今は義手や義足の技術も発達しており、本物の手足のように使うことができるものの、感覚がないため違和感もあるでしょう。
そこで、ウーパールーパーのように元通りに再生できれば、普段通りの生活を取り戻すことができます。
ウーパールーパーはペットとしてだけでなく、人間を救ってくれる存在でもあるかもしれません。
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