ウーパールーパーの尻尾
ウーパールーパーにとって大切な尻尾
ウーパールーパーは水の中で生活をしています。そのため呼吸に必要な鰓や、手足には水かき、背びれや尾ひれなど、水中で活動するために必要な機能を多く持っています。
しかし、手足に水かきを持ってはいるものの、泳ぐ際に使うのはほとんどが尾ひれです。そのため、ウーパールーパーにとっては尻尾が泳ぐのにとても大切なのです。
尻尾が溶ける
ウーパールーパーを飼育していると、稀に尻尾が溶けていることがあります。これは水質悪化が原因で起こる現象です。
ウーパールーパーの排泄物からはアンモニアが発生します。そしてそのアンモニアは次第に亜硝酸というウーパールーパーにとって有害な物質に変わります。それが原因でウーパールーパーの尻尾を始め、手足や鰓などが溶けていきます。
対処方法としては、水を換えて亜硝酸の濃度を下げてあげることと、水中のバクテリアを増やしてあげることで、解決します。
尻尾は再生する
ウーパールーパーは尻尾が溶けてしまう以外にも、体を切ってしまうということもあります。水槽内の設置している装飾品に鋭利な部分があり、それにぶつかってしまうことで負傷してしまいます。
このように、尻尾が溶けてしまったり、泳いでいる中で負傷したり、切れてしまったりしても、ウーパールーパーは再生能力を持っているため、時間が経つことで無くなった部分が再生します。再生の程度は、完全に再生することもあれば、少し不完全な部分がある場合もあります。
もし、体を負傷したとしても再生してくるため心配はいりませんが、再生されるまでは、傷口などに細菌が入りやすくなっているため、水質管理をしっかりとして、常に水がきれいな状態を保つ必要があります。
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