ウーパールーパーが苦しそうなときは

ウーパールーパーを飼育していると、苦しそうにしている場合があります。餌を吐き出したり、餌を食べなくなったりします。長く飼っているとウーパールーパーの表情から苦しそうだということを感じ取ることもできます。

このように、ウーパールーパーが苦しそうな時はどのような原因があり、どのような対処をするべきなのでしょうか。

ウーパールーパーが苦しそうな原因の一つに、水中の酸素が薄くなっていることが考えられます。

ウーパールーパーは鰓呼吸をする生き物で、水中の酸素を体に取り入れて呼吸をしています。なので、水中の酸素がなくなれば呼吸できなくなってしまいます。

この場合に多く見られる行動が、水面に顔を出す行動です。ウーパールーパーは基本的に鰓呼吸ですが、少しであれば肺呼吸もできるため、水面に顔を出し空気を吸うのです。

水中に酸素が足りない時の対処法は、水槽にエアレーションという空気を送り込む装置を取り付けてあげます。この装置を使うことで、水中の酸素を増やすことができます。

しかし、あまり強い勢いで動かすとウーパールーパーが流され、ストレスを感じてしまう場合があるので、強さはほどほどにしておきましょう。

ウーパールーパーが苦しそうな場合にもう一つ考えられる原因が、鰓に細菌が付いている場合です。この場合は、ウーパールーパーの鰓の色が普段とは違う色になってしまいます。

水換えを怠った場合など、水質が悪くなってくると、このような状態になることがあります。

一度鰓に細菌が付いてしまった場合は、飼い主ではどうすることもできないので、すぐに病院に連れていき、診察をしてもらうようにしましょう。