ウーパールーパーの陸地での飼育

ウーパールーパーは水中で生活をする生き物です。体には鰓があり、水中に溶け込んだ酸素を体に取り入れて呼吸をしています。

またウーパールーパーの呼吸法には肺呼吸もあります。そのため、陸地にあげても少しであれば呼吸をすることが可能です。

しかし、基本は水中にいる生き物であるため、手足はあまり強くなく、肺呼吸にも限りがあるため、陸地ではうまく歩けず、呼吸も長時間することができません。なので、ウーパールーパーの陸地での飼育はできません。

ウーパールーパーは両生類です。両生類の生き物と言えばカエルがいます。カエルは産まれたばかりの頃はオタマジャクシと呼ばれ水中で生活していますが、成長することで手足が生えカエルになり、陸地で生活できるようになります。

ウーパールーパーの場合は、カエルでいうとオタマジャクシの状態です。しかし、そのままの状態で子どもも産めるという特殊な生き物です。

ペットとして飼育しているウーパールーパーは、基本的に姿を変えることなく一生を終えますが、稀に大人の姿に変化する場合があります。

ウーパールーパーが大人の姿に変化した場合、水中での飼育から陸地での飼育に切り替えなければなりません。そのためウーパールーパーが大人になることを陸化とも言います。

陸化を始めたウーパールーパーは、顔の横のフサフサとした鰓が小さくなっていき、背びれも小さくなっていきます。そして最終的にはなくなってしまいます。また手足も陸で生活するためにしっかりとしてきます。このような変化が見られた場合には、水槽の水を浅めにし、陸地も作ってあげると安心です。

また陸化した場合の餌などは、生きた魚などを好むので、そういったものを与えてあげましょう。