ウーパールーパーが水面で暴れる場合

ウーパールーパーは基本的に激しく動き回ることがありません。特に外敵のいない飼育下であれば、外敵から逃げる必要もないため、非常におとなしくしています。

また水面に上がってくることも少なく、水槽の底の方でじっとしていることが多いです。

ところが稀にウーパールーパーが水面近くで暴れることがあります。普段はおとなしいウーパールーパーがなぜ水面で暴れるのでしょうか。

原因として考えられるのは水中の酸素の量です。

ウーパールーパーは水に溶け込んでいる酸素を体内に取り込んで呼吸をしています。

つまり水中の酸素の量が少なくなると、ウーパールーパーでも水中で呼吸ができなくなるのです。

ウーパールーパーは魚と違って、えら呼吸だけでなく肺呼吸も少しできるため、水面に上がって呼吸をしようします。

苦しい中、酸素を求めて水面に上がってくるため、ウーパールーパーが水面で暴れるという状態になってしまいます。

もう一つ考えられる原因は、水カビ症や寄生虫です。

ウーパールーパーは身体が強い生き物ですが、免疫が下がると水カビ症という病気にかかります。

水カビ症になると呼吸がしづらくなってしまうため、苦しくなって暴れるのです。

またウーパールーパーの身体に寄生虫が住み着くこともあります。寄生虫は身体の内部に入り込むため、ウーパールーパーにとっては非常に不快で、暴れてしまうのです。

どちらの場合も水質の悪化が原因であり、そのまま放置することでウーパールーパーの命にも危険が及びます。

ウーパールーパーを危険な目に遭わせないためにも、定期的な水替えなどをして、水質が悪化しないように注意しましょう。