ウーパールーパーとバクテリア
水槽の中には毒素が増える
ウーパールーパーを飼育する際の水槽の中には、常にきれいな水を入れておくべきです。しかし、水の見た目がきれいだからと言って、ウーパールーパーに最適な水の状態だとは言えません。水の中にはウーパールーパーにとって毒となるものが多く含まれている場合があります。
ウーパールーパーの排泄物からはアンモニアが発生し、それはのちに亜硝酸へと変化していきます。この亜硝酸はウーパールーパーにとっては毒となる物質です。
バクテリアが毒素を変化させる
このウーパールーパーにとって毒となる亜硝酸を減らすためにバクテリアが活躍するのです。バクテリアの働きにより亜硝酸は硝酸へと変化します。この硝酸はウーパールーパーにとっては害のないものなので、ウーパールーパーにとって快適な水槽へと変化していくのです。
しかし、水槽を作ってから1か月ほどはバクテリアがおらず、水槽内には亜硝酸が増えていきます。そのため1か月はウーパールーパーにとって住みづらい環境になってしまいます。対策として1か月間は餌を与えすぎないようにします。これで亜硝酸の発生数を減らすことができます。
そしてもう一つ大切になるのが水換えです。水換えをすることによって水槽内の亜硝酸を減らすのです。
水換えの時の注意
水換えは亜硝酸を減らすために大切なことですが、注意すべき点もあります。水替えは1度に全ての水を入れ替えるのではなく、水槽の5分の1から3分の1ほどを入れ替えるようにします。
全ての水を入れ替えてしまえば、溜まった亜硝酸を全てなくすことができますが、せっかく増えてきたバクテリアも一緒になくしてしまうことになります。
なので、水換えは水槽内の亜硝酸をなくすのではなく、水槽内の亜硝酸の濃度を下げるというイメージで行いましょう。
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