ウーパールーパーの元気がないときは

ウーパールーパーは基本的にのんびりとした生き物ですが、どうしても元気がないと感じてしまう場合があります。

水槽の底に沈んだまま全く動かない場合や、餌を与えても全く食べない場合などです。また、普段活発に動き回っているのに、動かなくなったということもあるかもしれません。

このように元気がないと感じた場合には、どうすれば良いのでしょうか。

ウーパールーパーの元気がない場合は、基本的に水の状態を見直してみると良いです。まず水温が適温になっているかです。ウーパールーパーの飼育に適している水温は、5度から25度ほどです。水温が適していないと元気がなくなることがあります。

次に見直すのが水質です。水を換えてあげることで元気になる場合もあるので、水換えをしてあげましょう。また水のpHを計測して、ウーパールーパーに適しているかも確認しましょう。

水が原因で元気がない場合、ウーパールーパーは自然治癒力が高い生き物なので、原因が改善できれば、元に戻ることがほとんどです。

水の状態を見直しても改善が見られない場合には、塩浴を試してみます。塩浴は、天然塩を0.5%ほどの濃度で溶かした塩水を作り、その塩水にウーパールーパーを入れてあげます。しかし、ウーパールーパーは鱗を持たず肌が弱いため、長時間付けると逆効果になってしまいます。

また、ウーパールーパーの体に傷がある場合には、塩水につけることで体内の水分が抜けてしまい、命に関わることにもなってしまいますので、避けるようにしましょう。あくまでも塩浴は最終手段です。

そして、この塩浴でも改善が見られない場合には、病院に連れていきましょう。飼い主自身での判断は非常に危険ですので、専門家に見てもらうようにしましょう。