ウーパールーパーの肺呼吸

ウーパールーパーの肺呼吸

ウーパールーパーの肺呼吸

ウーパールーパーは肺呼吸もする

ウーパールーパーは水中で生活する生き物です。そのため、エラを持っており水中に溶け込んだ酸素を取り入れるエラ呼吸で呼吸をしています。しかし、ウーパールーパーの呼吸方法はエラ呼吸だけではなく、肺呼吸もするのです。

 

水中の酸素が少なくなってきた時に見られる行動に、水面に顔を出すというものがあります。これは水中の酸素では呼吸ができず、空気中の酸素を吸うために水面に顔を出します。

 

このように、ウーパールーパーは肺呼吸もすることができるのです。

 

ウーパールーパーは特殊な生き物

ウーパールーパーは両生類であるため、エラ呼吸と肺呼吸の両方が使えます。同様にカエルも両生類です。カエルは、子どものころはオタマジャクシでエラ呼吸をします。そして成長することでカエルになり、肺呼吸をします。

 

しかし、一般的に見かけるウーパールーパーは、いわばオタマジャクシの状態であり、その子どもの姿から変わることなく、繁殖などが可能になり、大人の状態になるのです。ウーパールーパーは両生類の中でも、姿が変わらない非常に特殊な生態の生き物です。

 

 

大人の姿になると完全に肺呼吸になる

しかしウーパールーパーも、条件によっては大人の姿に変わることがあります。ウーパールーパーは姿を変えない両生類としても珍しいですが、大人の姿に変わることもまた珍しいことです。これは飼育されているウーパールーパーにも稀に見られることです。

 

そしてウーパールーパーは大人の姿になると、完全に肺呼吸になり、陸上で生活するようになります。このようにウーパールーパーは、子どものころでもエラ呼吸と肺呼吸を両方使い、大人になると肺呼吸のみになります。

 

ウーパールーパーは水中で生活する生き物でありながら、肺呼吸にも助けられている生き物なのです。

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