ウーパールーパーの産卵
ウーパールーパーの産卵時期
ウーパールーパーは卵を産むことで繁殖をします。繁殖の時期は冬から春にかけてで、水温が上昇すると繁殖の時期と認識して、産卵の準備に入ります。
ウーパールーパーの産卵は少し変わっており、飼育の初心者では勘違いをしてしまいそうなポイントもあります。
産卵までの過程
ウーパールーパーが産卵をするには、オスとメスがいることが前提条件となります。その状態で春が訪れると産卵の準備に入ります。
まず、オスが精包と呼ばれるものを出します。これは透明のゼリー状のもので、円錐のような形をしています。
水槽の底などにあることが多く、初心者では汚れだと勘違いしてしまうこともありますが、決して汚れなどではありません。
次にメスがこの精包を体内に取り込みます。そうすることで、メスの体内にあった無精卵が受精して有精卵となります。
この状態になれば、2日ほどで産卵が始まります。
家庭で産卵をさせるには
ウーパールーパーを繁殖させたい場合、家庭でも繁殖をさせることは可能です。
まず、オスとメスを同じ水槽内で飼育します。
水槽で飼育している場合は、季節による水温の変化が起きにくいため、ヒーターや冷却器などを使って水温を調節してあげることで、春が来たと思わせることができます。
また、産卵する際には卵を水草に産みつけるため、水槽内に水草が必要です。
産まれた卵を同じ水槽に放置しておくと親が食べてしまうことがあるため、卵を別の水槽に移動しなければなりません。その場合も、水草に卵が産みつけられていれば、水草ごと移動することができます。
もし、ウーパールーパーを繁殖させる場合には、水槽内の環境を産卵がしやすい環境に整えてあげ、万全の態勢で臨むようにしましょう。
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