ウーパールーパーを成体にすることは良いことなのか
ウーパールーパーは姿を変える
ウーパールーパーといえば、水中でじっと浮かんでいて、顔の横のエラを揺らめかせている姿を想像するでしょう。
ほとんどのウーパールーパーはその姿で一生を過ごします。しかし条件によっては姿を変えることがあるのです。
普段見慣れているウーパールーパーは、カエルでいうとオタマジャクシの状態です。つまり成長によってカエルのように姿が変化することもあるということです。
ウーパールーパーが姿を変える場合、エラが無くなり手足が太くなります。これによって水中ではなく陸上での生活ができるようになります。
この変化が起きた後の姿が、ウーパールーパーの本当の成体だといえます。
ウーパールーパーを成体にする方法
ではウーパールーパーを成体にするには、どのような方法をとればよいのでしょうか。
まず成体になる条件として考えられているのがヨウ素です。飼育環境内にヨウ素が多くあれば、それによって成体になりやすいといわれています。
また成体は陸で生活するので、徐々に水を減らしていき、陸での生活に慣らしていくことで成体になる場合もあるようです。
また実験機関ではホルモンに働きかける方法で、成体にさせることもできるという結果が出ています。
成体にすることのデメリット
以上のような方法で、ウーパールーパーを成体にすることができるかもしれません。
しかしウーパールーパーを成体にすることのメリットはほとんどなく、むしろデメリットの方が多いのです。
その最たるものが寿命です。
ウーパールーパーを成体にすると、寿命が極端に短くなり、実験では成体になってから1か月後に命を落としたという結果があります。
本来ウーパールーパーは姿を変えないまま大人になる生き物であるため、成体にすることはウーパールーパーの身体に大きな負担をかけることになるのです。
普通に飼育をしていて成体になる場合は仕方のないことですが、無理に成体にする必要はないのではないでしょうか。
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