ウーパールーパーの視力

ウーパールーパーの視力

ウーパールーパーの視力

ウーパールーパーの視力は弱いと言われていますが、どれ程悪いのでしょうか。

 

ウーパールーパーの視力について

元々ウーパールーパー自体は視力が弱く、特にゴールデンやアルビノの場合は両方ともアルビノアイという眼の為、最も視力が弱いと言える
でしょう。

 

ウーパールーパーのアルビノアイは薄い赤色または白に近い眼をしています。
(人間でもアルビノの人の場合は視力が弱く、強い光も苦手です。眼の色は光の加減で赤く見えたり茶色に見えたりします)

 

アルビノアイは脈絡膜という眼球の水晶体以外から入ってくる光を遮断する役割を持っている部分にメラニン色素が無い為、強い光には特に弱いです。

 

対してマーブル等の種類の眼は黒目と虹彩の色がはっきりと違い、いかにも「見えている」様に見えますが、どちらにしてもウーパールーパーは視力が弱い為、動いている物を餌だと思って食い付きます。

 

その為に他のウーパールーパーに怪我を負わせる事が起こります。また、臭いで餌の判別が出来る為、人工飼料には臭いで食い付いています。(その為、人工飼料は臭いがきつくなっています)もし餌に食い付きが悪い場合はピンセットを使って口の近くで軽く動かしてみればパクッと食べてくれます。

 

眼の仕組みについて

一般的に眼は水晶体を通して眼球内に入って来た画像を網膜に映して画像として認識します。しかし静止している物を見ている時は網膜上の画像も動いていない為に、数秒後〜十数秒後に静止している物が見えなくなるという現象が起こります。その為に無意識に眼の方を動かして網膜上の画像が動くようにし、静止した物を画像として認識しています。

 

これが「固視微動」と言われる眼球運動です。ドリフト(小さな滑らかな動き)、トレマ(非常に小さな高周波の振動)、フリック(小さな跳ぶような動き)で構成されています。そして眼のブレを脳で補正し、静止している物を「静止している物」と認識しています。

 

しかしウーパールーパーを始めとする両生類は固視微動を行っていない為、静止している物が見えていないと言われています。障害物を避ける場合は体が動いている為、静止している障害物も網膜上で動いているので避ける事が出来ます。(体全体で固視微動を行っている様な状態です)

 

その代わり、ウーパールーパーが静止している場合は、動いている物しか認識する事が出来ません。その為に餌を揺らすと餌だと認識して食い付くのです。

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