野生のウーパールーパー
野生のウーパールーパーはどのような姿で、今どの様な状況にあるでしょうか。
野生のウーパールーパーについて
ウーパールーパーはメキシコのソチミル湖、またはその周辺が生息地になります。現在、野生のウーパールーパーは絶滅危惧種となっています。
野生種のウーパールーパーの見た目はかなり黒く、日本のアクアリウムショップで販売されている様な可愛らしい姿はしていません。外鰓のヒラヒラも黒く、オオサンショウウオにかなり近い見た目です。
餌は魚類、昆虫、甲殻類、ミミズ等で、日本でペットとして飼われているウーパールーパーとは特に違いはありません。
野生のウーパールーパーの現状
野生種の生息地である湖には外部からコイやティラピア等が持ち込まれ、生態系が乱れ、その上、周辺のスラム街から未処理な下水が湖に流れて来る為に環境破壊が進み、2014年に専門家がようやく2匹の野生種を見つけた位です。全体数は、現在ではおそらく1000匹以下に減っていると考えられています。
野生種を増やそうとして養殖が行われていますが、養殖された野生種を湖に放流すると湖に住むウーパールーパーに対して致命的な真菌を感染させてしまう可能性もある為、中々個体数を増やす事が難しいようです。
その為、現在は水族館や研究室、アクアリウムショップでは大量にウーパールーパーが飼育されていますが、完全な野生のウーパールーパーは殆ど発見されていない程に数が減っていると言えます。
NPO団体の活動
日本では「特定非営利活動法人日本ウパルパ協会」という団体で、野生ウーパールーパーの保護と繁殖プロジェクトを行っています。ウーパールーパーの写真自慢大会等も行っている様ですので、もし興味を持った方はWebサイトがありますので一度見てみると良いと思います。
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