ウーパールーパーの成長
ウーパールーパーの成長過程は、どのようなものなのか?
両生類のウーパールーパーは、長寿命で自然界では20年生きる種類もいて、飼育しても5〜8年、環境がよければそれ以上に生きると言われています。そんなウーパールーパーはどのように成長するのでしょうか?
ウーパールーパーの成長 誕生から餌を食べるようになるまで
ウーパールーパーは、卵から孵化しても、3日目までは、餌を食べません。メダカのように、ヨーサックという栄養が詰まった袋を持っているからです。それを使いきった頃から、餌を食べ始めますが、最初は、足もエラもないので、オタマジャクシのようです。
ウーパールーパーの成長 手足とエラが生えるまで
ウーパールーパーは、まず前足が生えてきます。それが生後20日前後で、同時期にはエラが生え始めます。後ろ足は、生後50日を超える頃には生えてきます。生後、70日を経過する頃には、体長は7センチを超えて、外見は、まったく大人のウーパールーパーと変わらなくなります。
ただ、成長速度は、餌の量でも変わり個体にも差があります。水槽が小さすぎると、大きくならないケースもあります。
ウーパールーパーの成長 性成熟
ウーパールーパーは、順調な成長過程を辿ると、大人の大きさの20センチになるのに半年ほどとスピードが早いです。つまり飼育して半年では性的に成熟し成体になり交尾が可能になります。
ウーパールーパーの成長 変体
ウーパールーパーはネオテニーと呼ばれる、性成熟を迎えながら、幼児の器官を残している生き物です。しかし、決して大人にならないわけでもなく、水温が高かったり、水槽の水の水位が低かったりすると、甲状腺ホルモンの分泌で変体が促されて、野生のメキシコサラマンダ―に変貌する事があります。
ただ、このメキシコサラマンダ―は、ウーパールーパーとは似ても似つかないグロテスクな両生類然とした姿をしているので、愛玩ペットとして飼うのはかなりキツイかも知れません。
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