ウーパールーパーの呼吸方法
ウーパールーパーの呼吸はエラ呼吸と肺呼吸の両方があります。
ウーパールーパーの呼吸法
ウーパールーパーは両生類の為、エラ呼吸と肺呼吸の両方が出来ます。しかし肺呼吸をする事は稀で、殆ど水中でエラ呼吸を行っています。
肺呼吸を行う場合は、水中の溶存酸素が少ないと感じた時に、水面まで上がってきて肺呼吸をして息継ぎをしています。
しかし、他の生物とは違い、ウーパールーパーの鰓は外付けされています。角の様に頭部に生えている物(ヒラヒラした物が付いている)が鰓であり、外鰓(がいさい)と言います。外鰓は左右3本ずつ、計6本生えています。
外鰓はヒラヒラした部分で効率的に酸素を確保しているのではないか、と考えられています。
外鰓のヒラヒラは欠点として、他の生物に餌と勘違いされて齧られてしまう事があります。(時間が経てば、齧られた部分は再生します)
外鰓のヒラヒラした部分は水中の溶存酸素を増やしてエラ呼吸を頻繁に行わせるようにすれば、鰓が発達してフサフサの外鰓になります。
成体と稚魚の呼吸の違い
成体の場合はエラ呼吸と肺呼吸の両方が出来ますが、稚魚の場合はどうでしょうか。
実は稚魚の場合もエラ呼吸と肺呼吸の両方が出来ます。その点は同じ両生類でもカエル等とは異なります。
しかし水中の溶存酸素が少ない場合、稚魚は水面から顔を出して呼吸をする為、餌を中々食べる事が出来なくなってしまいます。
成体の場合は数日間何も食べなくとも問題は無いのですが、稚魚の場合はすぐにお腹をすかせてしまう為、エアレーションを行って溶存酸素を増やし、餌を食べられるようにしてあげる必要があります。
尚、餌を食べた後、消化中に体内で発生したガスのせいで水中に浮いてしまう稚魚も居ます。ガスが上手く抜けずにそのまま浮いていて衰弱死する稚魚も居ますが、殆どの場合は何もしなくても時間が経てば、元通りに水中に戻っていきます。
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