ウーパールーパーの再生能力に関する研究
ウーパールーパーは再生能力を持つ
ウーパールーパーは水中で生活しているため、手足は非常に細くなっています。
水中を泳ぐことが多く、地面を歩くことはほとんどないウーパールーパーにとっては、手足が細くても何の問題もありません。
しかし手足が細い故に、装飾品に引っかけたり、他の個体から食べられたりして、欠損してしまうことがあるのです。
ところがウーパールーパーは手足を欠損しても問題がないのです。なぜならウーパールーパーには再生能力があるからです。
タンパク質によって再生する
ウーパールーパーは例え手足を欠損しても、再生する能力を持っています。
しかし場合によっては再生しないこともあります。
この違いについて研究が進められ、ウーパールーパーの再生の謎が解明されつつあります。
まず手足が再生するには神経が必要だということが判明しました。手足を切断した場合、切断部分に神経が残っていれば再生しますが、残っていなければ再生しません。
また傷口に神経を持ってくると、そこから手足が生えてくることも分かっています。
さらに研究を進めていくと、神経の代わりにFGFとBMPというたんぱく質を使うことでも再生することが判明しました。
これらのたんぱく質を傷口に塗ると、神経を持ってきた時と同様に、手足が生えてきたのです。
ウーパールーパーは非常にすごい能力を持っていたことが分かったのです。
人間に対する医療に応用
このウーパールーパーの再生能力を人間に対する医療に応用できないかという研究もおこなわれています。
もし人間でも同じことができれば、事故や病気で身体の一部を失ったとしても、ハンデを背負うことなく生活を続けることができるのです。
今ペットつぃて親しまれているウーパールーパーが、人間を救う日も来るのかもしれません。
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